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StepGeomChecker V3.2
操作マニュアル

STEP・IGES・STLの表示と計測、複数モデルのアッセンブル、組立手順書作成、各種出力を行うためのユーザーガイドです。

Software V3.2DirectX表示STEP / IGES / STL / .sgcassy更新日 2026-07-16

1. 本書について

このマニュアルは、StepGeomChecker V3.2の標準画面に表示される操作を対象としています。

対応入力

  • STEP:.step / .stp
  • IGES:.igs / .iges
  • STL:.stl
  • アッセンブル:.sgcassy

主な用途

  • 形状表示、断面、境界BOX
  • 距離・直径・角R・外周・面積
  • 穴チェック、質量設定
  • アッセンブル、合致、組立手順書
精度について:STEP/IGESはCAD形状を利用できます。STLは三角形メッシュのみのため、計測精度はSTL出力時の分割精度に影響されます。

2. 基本操作

  1. Home →「データを開く」でSTEP・IGES・STLを選び、確認画面でロードします。
  2. 左のBrowserでモデル・部品構成を確認します。
  3. 表示タブで向きや投影を調整し、必要なら検査・計測へ移動します。
  4. 「計測開始」を押して面・円筒・エッジを選択し、右ペインと「計測結果」で確認します。
  5. 複数モデルを組む場合はHome →「部品追加」、その後アッセンブルタブで移動・合致を行います。
  6. 「保存」.sgcassyを作成します。
ヒント:.sgcassyはエクスプローラーからダブルクリックして開けます。元のSTEP/IGES/STLも参照するため、関連ファイルを一緒に管理してください。

3. 画面構成

タブ用途主なコマンド
Homeファイル操作データを開く、アッセンブルを開く、部品追加、保存
表示カメラ・描画Front、Right、Top、Iso、Fit、表示切替、投影切替、断面、描画設定
境界BOX外形確認BOX表示、円柱BOX、軸切替、BOX切替
検査・計測寸法・形状検査計測開始、外周/面積、穴チェック、質量、計測結果、計測HTML
アッセンブル複数モデル編集部品追加、部品削除、保存、モデル移動、合致拘束、手順一覧
組立手順手順ページ作成手順に追加、線画CAP、部品差込、サムネ更新、手順一覧、手順HTML、保存
出力ファイル出力計測HTML、手順HTML、線画SVG、3D出力、保存、ログ

コマンドがグレー表示の場合は、モデル未読込、処理中、必要な選択がない、または対象形式では使用できない状態です。

4. データを開く

STEP・IGES・STL

  1. Home →「データを開く」Ctrl+O)を押します。
  2. ファイルを選び、確認画面でロードを開始します。
  3. 描画領域の処理段階とステータスの進捗を確認します。

STEP/IGESでは形状転送、部品解析、メッシュ生成を行います。STLではファイル読込、メッシュ準備、面選択用データ作成、描画準備を行います。大規模モデルでは時間がかかる場合があります。

アッセンブルファイル

Home →「アッセンブルを開く」Ctrl+Shift+O)から.sgcassyを選択します。モデル位置、表示、固定状態、合致、手順、注釈を復元します。

部品追加

モデル表示後に「部品追加」を押すと別のCAD/STLを追加できます。2モデル以上になるとアッセンブル操作が有効になります。

大規模モデル:初回読込後は転送キャッシュ・メッシュキャッシュを利用します。Browserの「他を非表示」は通常、読込済み表示データを保持したまま対象部品だけへ絞ります。

5. 表示・境界BOX

マウス操作

操作動作
左ドラッグモデル回転
右ドラッグパン
Shift+左ドラッグパン
ホイールズーム
左クリック計測中の面・円筒・エッジ選択

表示タブ

  • Front / Right / Top / Iso:標準方向へ切り替えます。
  • Fit:現在の表示対象を描画領域へ収めます。
  • 表示切替:シェーディング/ワイヤを切り替えます。
  • 投影切替:平行投影/透視投影を切り替えます。
  • 断面:スライダーで位置を調整します。+側で残す側を切り替え、OFFで終了します。
  • 描画設定:読込品質やDirectXデバイスを設定します。

境界BOXタブ

  • BOX表示:直方体の境界を表示します。
  • 円柱BOX:円柱境界を表示します。
  • 軸切替:Auto → X → Y → Zで円柱軸を切り替えます。
  • BOX切替:最後に作成した境界BOXを表示/非表示にします。

6. Browser操作

モデル、サブアッセンブリ、部品が階層表示されます。ノード選択に対応して3D画面の部品を強調します。

右クリックメニュー

合致

選択モデルを対象に合致拘束画面を開きます。

マウス移動

選択モデルを移動・回転します。終了はEscです。

他を非表示

選択部品またはグループだけを表示します。

すべて表示

分離表示を解除して全体へ戻します。

エクスポート...

選択部品・グループをSTEP、IGES、STL、CSVへ出力します。

STEP色

選択部品の色無効化・復元、上書き解除を行います。

「他を非表示」中:対象切替はツリー上の対象をダブルクリックします。断面、爆発状態、履歴表示では表示整合のため再構築する場合があります。

7. 検査・計測

通常計測

  1. 「計測開始」M)を押します。
  2. 3D画面で面・円筒・エッジを選びます。
  3. 必要な選択数に達すると寸法線、タグ、右ペインへ結果を表示します。
  4. 続ける場合は次の対象を選びます。終了は再度「計測開始」またはEscです。

主な計測

選択主な結果補足
エッジエッジ長さ近傍エッジ選択に対応
円筒面直径、内径、角R同軸・連続する分割面をまとめてハイライト
面+面最短距離、中心間距離、法線距離距離と法線距離が実質同じなら「距離」のみ表示
平面+円/内径円中心から平面までの最短距離選択順に依存しない処理
円筒+円筒中心間距離軸・中心を解決できる場合

外周/面積

「外周/面積」Shift+M)を押して面を選択します。穴や島を含む面では複数ループを扱います。

計測結果

  • 計測結果:通常計測一覧。行選択でモデル上へ再表示し、メモ編集、選択削除、全削除ができます。
  • 穴種別総数:穴チェック結果を同じ仕様ごとに集計します。
  • 穴結果:個々の穴位置・仕様と穴単位メモを表示します。

穴チェック

「穴チェック」H)はSTEP/IGES用です。通常穴・座グリ・皿穴を条件指定し、貫通/止まり、径、深さ、角度などを記録します。STLでは使用できません。

質量

Browserで部品または中間アッセンブリを選択し「質量」を開きます。材質密度による計算、手動重量、配下合算を設定できます。親に手動重量がある場合、その配下は編集できません。

計測HTML

計測記録を3Dモデル付きHTMLへ出力します。HTML内の簡易計測はメッシュ近似で、本体のSTEP/IGES正確計測と一致しない場合があります。

STL計測:三角形近似のため、元CADの公称値との差が出る場合があります。正確な寸法にはSTEP/IGESを使用してください。

8. アッセンブル

部品追加固定/フロート移動合致.sgcassy保存

モデル移動

「モデル移動」G)で位置、回転、固定/フロートを編集します。マウス移動中は左ドラッグで移動、右ドラッグで回転し、Escで終了します。

合致拘束

  1. 「合致拘束」K)を開きます。
  2. 移動させるフロートモデルと合致タイプを選び、開始を押します。
  3. 3D画面で対象面を2つ選びます。固定/フロートの選択順は問いません。
  4. 作成済み拘束は合致一覧で確認し、拘束解除できます。

一致/面一致

平面を重ねます。

平行・垂直

平面の向きを拘束します。

同心円

円筒軸を一致させます。

距離

平面間の指定距離を保ちます。

角度

平面間の指定角度を保ちます。

部品削除

Browserでモデルを選び「部品削除」を押します。対象を含む組立手順ページも削除されるため、確認内容を確認してください。

保存と再開

「アッセンブル保存」またはCtrl+S.sgcassyへ保存します。モデル変換、表示、固定状態、合致、計測、手順、注釈、コメント、サムネイルを保存します。

9. 組立手順

ページ作成

  • 手順に追加(CAP):現在の3D表示と手順状態を追加します。
  • 線画CAP:白背景・モノクロの線画ページを追加します。CAD曲線を利用できる場合は隠線を抑制します。

ページにはモデル位置、表示、固定状態、合致拘束を保存します。画面下のタイムラインで選ぶとその状態を再生し、後工程で追加されたモデルは前工程では非表示になります。

途中工程

  • 部品差込:選択手順から後続手順へモデルを追加します。
  • サムネ更新:選択手順から後続ページのサムネイルを撮り直します。
  • タイムラインは横スクロールできます。

手順一覧と注釈

ページごとに表示削除、コメント、注釈を編集できます。注釈は文字、矢印、組付矢印、曲げ矢印、丸囲みです。曲げ矢印は開始点・終点を含む2~6点を指定し、2点なら直線、3点以上なら曲げ矢印になります。

注釈一覧から対象を選ぶとプレビューで強調されます。Escで選択解除、作成途中、移動途中をキャンセルできます。手順HTMLで完成した手順書を出力します。

10. 出力

コマンド出力注意
計測HTML計測記録+3DモデルのHTMLHTML内の追加計測はメッシュ近似
手順HTML手順、コメント、注釈のHTML手順ページ作成後に使用
線画SVG外形線・境界線・折れ線抽出に時間がかかる場合あり
3D出力STEP、IGES、STL、CSV部品表対象と入力形式により制限
保存.sgcassyアッセンブル状態を保存
ログ右ペインの処理ログ問題調査に使用

STL入力からSTEP/IGESの正確なCAD形状へ戻すことはできません。STL出力時は品質設定を確認してください。

11. メニュー・設定

上部メニュー

  • Help:製品情報とバージョンを表示します。
  • Manual:このマニュアルを開きます。
  • 設定:品質・色・描画デバイス設定を開きます。
  • Language:日本語/Englishを切り替えます。
  • STEP色:STEP色の使用と部品別上書きを管理します。

品質・描画設定

  • メッシュ品質:偏差と角度を設定します。細かいほど滑らかですが、読込時間とメモリが増えます。
  • 大規模モデルの自動軽量化:大規模データの負荷を抑えます。
  • STEP色読込:色の読込方針を選びます。
  • DirectX描画デバイス:自動、GPU描画(Hardware)、CPU描画(WARP)を選びます。
推奨:通常は「自動」を使用してください。GPUドライバーとの相性問題がある場合はCPU描画(WARP)を試します。

12. ショートカット

キー動作キー動作
Ctrl+Oデータを開くCtrl+Shift+Oアッセンブルを開く
Ctrl+S保存Ctrl+Kコマンド検索
1/2/3/4Front/Right/Top/IsoFFit
W表示切替O投影切替
M計測開始/終了Shift+M外周/面積
H穴チェックR計測結果
Gモデル移動K合致拘束
A手順に追加Ctrl+Lログ
Esc計測、合致、移動、注釈など現在の操作を終了/キャンセル

13. 困ったとき

読込が長い

  • 描画領域の処理段階とステータスの進捗を確認します。
  • 初回はメッシュ生成に時間がかかります。2回目以降はキャッシュで短縮される場合があります。
  • 設定で自動軽量化や粗いメッシュ品質を試します。

表示が乱れる・起動しない

  • DirectX描画デバイスでCPU描画(WARP)を試します。
  • ログを開き、最後に表示された処理を確認します。

面を選べない・ハイライトが一部だけ

  • 計測モードがONか確認します。
  • 細かい三角分割のSTLは、元CADから高品質設定で再出力します。
  • 「他を非表示」で対象部品だけにすると選択しやすくなります。

STL寸法がCADと違う

STLは曲面を三角形で近似するため、出力精度に応じた誤差が生じます。正確なCAD寸法にはSTEPまたはIGESを使用します。

.sgcassyを開けない

  • 参照する元モデルが移動・削除されていないか確認します。
  • 右クリックしてStepGeomCheckerで開くよう関連付けを確認します。
ログ保存先:%LOCALAPPDATA%\StepGeomChecker\Logs\。問題報告時は発生時刻に対応するログを添付してください。

版数情報・お問い合わせ

対象ソフトウェアStepGeomChecker V3.2
マニュアル版3.2.0
更新日2026-07-16
発行LWJ Corporation
お問い合わせhttp://www.lwj.co.jp/contact.html

計測・判定結果は元データの品質、メッシュ分割、形状条件に影響されます。重要な製造寸法・品質判定は、元CADや校正済み測定機器でも確認してください。